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株式会社三本杉ジオテック(福島市)


印刷用ページを表示する 掲載日:2026年4月2日更新

1970年に三本杉温泉開発研究所として創業し、現在は、さく井工事や地下水に関する調査、地質調査、土壌汚染調査なども手がける株式会社三本杉ジオテック。同社では従業員確保の観点から、10年以上にわたり男女ともに働きやすい環境や制度の整備を重ねてきました。

🍎持続性のある経営を目指して。2代にわたり追求する働きやすい環境づくり🍎

その取り組みについて、代表取締役の三本杉裕さんと総務部の菅野(すげの)美佳さんにお話をお聞きしました。

             社屋       社長

                社屋     社長    

採用難をきっかけに働きやすい制度づくりに着手

―女性活躍推進や健康づくりに取り組む前の課題と、具体的な取り組みを教えてください。

三本杉社長:以前は技術系社員の採用に非常に苦慮し、応募すら得られない時期もありました。企業として何か打つべき対策はないかと考え思い至ったのが、休暇制度やソフト面の整備でした。
具体的には、まず2014年にアニバーサリー休暇制度を導入しました。私の社長就任が2016年10月1日でしたから、前社長(現会長)の時代からすでに取り組みを始めていたことになります。年度始めのタイミングで「この日は絶対に休みたい」という日を年2日出してもらい、それを社員全員が目にする掲示板に貼りだすことで、「○○さんはこの日休むんだね。きっと大切な記念日なんだね」という共通の認識が持てるようにしています。ただし、休暇の詳細な理由まで聞くことはありません。プライベートにはしっかり配慮しています。

菅野さん:女性が働きやすい環境づくりの一環としては、新社屋を建てた際に女性専用の個室のロッカールームを作りました。横になって休めるスペースもあり、妊娠中にお腹が張ってつらいときや、更年期の症状でだるさがあるとき、お昼休みに仮眠を取りたいときなどに活用できるようになっています。

使わなかった有休を積み立てられる「両立支援制度」

―両立支援休暇という制度もあると聞きました。どのような休暇制度でしょうか。

菅野さん:発端は、重症の病気を患った社員がいたことです。入院期間がかなり長く、退院後も通院が必要となり、仕事との両立ができずに退職してしまいました。大切な社員であることはもちろん、飲み友達でもあったので、本当につらい思いをしました。それ以来、仕事を続けながら治療も続けられるような制度をつくることが私の長年の夢でした。
会社としてがん保険に加入するなど、いろいろな方法を模索しましたが、中小企業は経済の浮き沈みに経営状況が左右されやすく、保険に加入しても長く維持できない可能性があります。それなら使える休暇を増やそうと考え、有給休暇の時効をなくすことを社長に提案し、2025年4月から制度化しました。年次有給休暇を使い切ったうえで、前年度以前に使っていなかった有休があれば、それを最大10日まで積み立てておくことができます。1日単位だけでなく時間休での取得も可能です。制度化のきっかけは病気でしたが、子育てや介護など、いろいろな事情を持った社員が幅広く使える制度として整えています。

三本杉社長:そうした取り組みや、掲示板などを通じて社員の有休取得日を見える化したこと、現会長が社長だった時代から有休を取りやすい雰囲気を醸成する努力を重ねてきたことなどの結果、有給休暇の取得率は約80%に達しています。


育児休暇は分割して何度でも取得が可能

―育児休暇についても独自の制度を整えていますね。

三本杉社長:制度を作っても男性社員がなかなか利用しない時期がありましたが、現在では1週間、1カ月、2カ月と取得する男性社員が増えています。うれしかったのは、取得した男性社員から「育児に参加できてよかった」という声が聞かれたことです。育児の大変さを知ることは、男性社員と女性社員の垣根をなくすうえで、また社員の人生にとっても、非常に有意義なことだと感じています。

菅野さん:男性社員でも積極的に育休が取れるよう、2018年には1日単位から回数の制限なく育休が取得できるように社内規定を改定しました。そうした当社ならではの制度や、国や自治体から受けられる補助金制度などを社員に広く知ってもらえるよう、独自に『出産子育て支援ガイドブック』も制作しています。育休対象者だけではなく全社員に配布し、有休や育休の取得促進につなげています。

三本杉社長:私自身、子育て中には子の看護休暇でしばしば休みをもらいました。その経験もありますし、男性の育児参加がしやすい時代になってきたこともありますから、社員にはこれからもどんどん育児に参加して欲しいと思っています。

                 男性       掲示

                   男性       掲示


健康づくりの一環で社員参加の卓球大会を開催

―健康づくりに関する取り組みではどんなことをしていますか?

三本杉社長:2016年から、お昼休みや就業後の時間を使って社内で卓球大会を開催しています。もともとは新社屋ができたことにより空いた旧社屋のスペースを利用して社員の仲間内で純粋に卓球を楽しんでいたのですが、それを社内オフィシャルの大会にして、楽しみつつ熱い戦いを繰り広げています。上手な人がいればそうではない人もいますが、ピンポン玉の代わりに大きなボールを使って上手な人がスマッシュを打ちにくくするなど、なるべく全員が楽しめるようにしています。

菅野さん:いろいろな健康器具も設置しています。社員の声を吸い上げて導入したものも、社員が自発的に寄付してくれた器具もあります。さらに、年齢層の高い社員が増えるなか、当社の場合は転倒すると危険な現場も多いため、転倒防止のためのセルフチェックを2023年からおこなっています。背筋力・握力・肺活量などを測る年に一度の体力測定、足の筋力の衰えを椅子から片足で立ち上がれるかどうかで測るロコモ度チェックなども取り入れています。

「福島ってなかなかいいじゃん」と思ってもらえる会社に

―これから会社としてどんな未来を目指しますか?

三本杉社長:社員が持つノウハウを継承していくためには、ひとりひとりの社員にできるだけ長く勤めてもらうことと同時に、若手の採用にも力を入れなければいけません。そのためにも、「ここでなら長く働ける」「辞めたくない」と思ってもらえるよう、ソフト・ハード両面での整備を今後も続けなければいけないと思っています。
加えて、会社としてどれだけ地域の役に立てるかが大切な要素だと考えています。福島に限らず、地方の人口流出は大きな社会問題となっていますが、「福島にはこんなにいい会社がある」「福島ってなかなかいいじゃん」と思ってもらえるような会社を作ることが、福島全体の持続的な発展につながると考えています。その思いのもと、永続する会社、人の育成ができる会社を作っていきます。

🍎現場で活躍する女性社員に会社の魅力を語ってもらいました🍎

健康でストレスのない雰囲気が根付いています

総務部 遠藤沙綾さん(30歳)

育休を一括でなく分けて取得できる制度は本当にありがたいです。現在、子育てをしながら働いており、出産後は7カ月の育児休暇を取りましたが、復帰後も育児短時間勤務や子どもが急に熱を出してしまったときなどに育休を1日単位で使っています。ほかにも、がん検診が全額会社負担で受診できること、“心の健康づくり”として残業をしない・させない雰囲気が根付いていることなど、健康でストレスのない環境が会社の大きな魅力になっています。

                          二人

                           二人

                            

​​会社概要

株式会社三本杉ジオテック

業務内容: 土木・建築の基礎に関する調査、地下水温泉に関する調査、井戸・温泉掘削工事等

社員数 15名(男性12名 / 女性3名)平均年齢50歳

〒960-0112 福島県福島市南矢野目字徳元田北4番地 TEL. 024-553-6138  FAX. 024-553-6240 (総務部)

会社ホームページ http://www.sanbonsugi-geotec.co.jp/