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株式会社エフコム(郡山市)


印刷用ページを表示する 掲載日:2026年4月2日更新

福島県におけるICT導入・運用支援で先駆的な事業を展開してきた株式会社エフコムでは、約10年前の2017年に女性社員の働きやすさについて意見を出し行動するチーム「F-minineWG(エフミニ)」を発足。女性が活躍できる環境づくりでも他社に先駆けた取り組みを続けてきました。

🌻女性活躍の環境整備も地域貢献の一つ。地域のICTを支える企業の先駆的な挑戦

その経緯と成果について、代表取締役社長の斎藤正弘さん(62)にお聞きました。

              社屋         社長

               社屋      社長

女性社員の意見や提案を経営に活かす取り組みを10年前に開始

女性活躍の推進に取り組むことになった経緯を教えてください。

当社は1980年9月、株式会社福島ファコムセンタとして事業を開始しました。現在は総合ICT企業として、自治体から医療機関、教育機関、民間企業まで、さまざまな組織におけるICTの導入や運用を支援しています。

コロナ禍以降、ICTの価値はより高まっており、時代とともに変遷する社会課題の解決は今やICTなくしては成し遂げられない時代となっていますが、女性活躍の推進もまた日本の社会課題の一つとして捉えられるべきものです。しかし当社では、幹部や管理職員のほとんどを男性が占め、女性社員の意見をなかなか吸い上げられない時代がありました。一方では多くの優秀な女性社員に心置きなく活躍してほしいという思いもあり、女性社員の考えや提案を吸い上げ経営に活かすべく、2017年から取り組みをスタートさせました。

■各拠点の女性社員で構成される「F-minineWG(エフミニ)」

具体的にどんな取り組みを始めたのでしょうか。

女性社員だけで構成される「F-minineWG(エフミニ)」というワーキングループを立ち上げました。5年周期で入れ変わる幹部社員5名に加え、郡山、福島、会津若松など各地にある拠点の代表者で、現在は総勢20名のメンバーで構成されています。名前は、エフコムの「F」に女性らしさを表す「feminine(フェミニン)」という単語を組み合わせたもので、メンバーの女性社員が自ら名付けました。

エフミニでは毎月一度メンバーが集まり、職場環境に対する意見や希望を出し合っています。その中から有効な意見を経営に取り入れ、できるところから改善を図ってきました。産休・育休制度はもちろん、子育てにまつわる特別休暇制度、すべての拠点にあるわけではありませんが、勤務中に体調が悪くなったときに休める女性専用の休憩室の設置なども、エフミニの意見も取り込んで整備を進めました。エフミニのメンバーが企画し会社が食事代を補助する女性社員向けの食事会も定期的に開いています。

■女性が発言しやすく、会社がその発言に耳を傾ける雰囲気に

―取り組みの成果を教えてください。

以前は結婚や出産を機に女性社員が退職するケースが多かったのですが、最近は女性社員の離職率が低下し、結婚・出産後も会社に残る女性社員が増えました。またその結果、女性でも頑張れば管理職や役員を目指せるようになり、高い志を持って働く女性社員が増えました。実際、現在の専務は女性ですし、部長職やマネージャー職でも女性が多く活躍しています。

エフミニがスタートする前は、女性が会社や制度に対して意見を持っていたとしても発言する機会がなかなかありませんでした。しかし、エフミニの組織化と定期的な運用によって、発言がしやすく、会社がその発言に耳を傾ける雰囲気が自然に生まれました。女性ならではの視点やきめ細やかさはさまざまな場面で活かされており、良い循環が生まれています。当社には素晴らしい女性社員がたくさんいますので、もっともっと活躍していただき、組織の中心となって会社を引っ張ってほしいと考えています。

■女性のための取り組みが全社に波及し男性の育休率も約80%に

―取り組みは会社全体にどのような影響をもたらしていますか。

産休・育休制度の活用が女性社員の中で進むにつれ、男性社員の育休取得率も年々高まり、直近の年度では約80%の取得率となっています。男性の育休には女性以上に職場の理解が必要となりますが、エフミニの存在が男性にも良い影響を与えました。長いケースだと1年間育休を取得した男性社員もいます。

会社の取り組みを社外に広く知っていただくうえでもエフミニは大きな役割を果たしています。少子化対策として子育て支援などに取り組む企業に対して厚生労働大臣から送られる「くるみん」認定の取得など、各種認定の取得にも貢献しています。。

会社全体としても、サステナビリティに関する報告書を毎年ホームページで公開し、その中で女性の活躍にまつわる企業活動を紹介するなど、取り組みを随時発信しています。

                            飴

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■社会活動や地域貢献にも注力したESG経営を推進

―会社としてこれから目指す姿や社長が目指すビジョンを教えてください。

当社は近年、ESG経営に力を入れています。社会活動や地域貢献はもちろん、社員満足度まで含めた非財務指標の向上に、今後より一層力を入れていきたいと考えています。

さらに、ICTを活用した教育現場の支援として郡山市教育委員会と協定を結び、先生方の働き方改革の推進や未来を担う子どもたちの育成にも関わっています。地域の子どもたちが立派に成長し、地域の企業で活躍してもらうためには、教育を学校や行政、家庭だけに任せるのではなく、私たち企業も含めた社会全体が関わることが大切だと考えての取り組みです。

女性活躍の推進も、そうした地域貢献につながるものだと思います。IT業界は女性には少し敬遠される業界かもしれませんが、女性が進学で地方から都会に出てそのまま戻らない傾向もある中、「あの会社で働きたい」と思っていただけるような、女性にとって魅力的な会社になることもまた、一つの地域貢献につながるものだと考えています。

🌻現場で活躍する女性社員から会社の魅力を語ってもらいました🌻

エフミニの活動が男性社員の行動変容に

事業支援本部 人事総務部 根本万真(まみ)さん(37歳)

私は『エフミニ』の立ち上げメンバーの1人で、名称も私が付けました。“こんな備品があるといいな”など、本当に小さなことから女性目線での取り組みを積み重ねてきました。育休を取った男性社員を社内報で紹介する連載記事も企画しましたが、上長に積極的に登場してもらうことで一般社員の間に“休んでもいいんだ”という空気が生まれ、女性社員への接し方にも変化が見られるなど、さまざまな効果につながっています。

■上司や同僚のサポートが心強い環境

事業支援本部 人事総務部 本田 恵さん(43歳)

育休明けのタイミングで保育所の空きがなく、すぐに復帰できない状況でしたが、事情を伝えるとすぐに育休の延長を認めてもらえ、保育所に慣れるための期間も休めるような提案までいただきました。復職してからも周りのサポートのお陰で安心して仕事と育児に取り組めています。休暇を取ることも多くあり申し訳ない気持ちもありますが、いつも快く受け入れてくださり感謝しています。友人に話した際には、必ずといっていいほど“いい環境の会社だね”と言われます。

             会話       談笑 

              会話        談笑

会社概要

株式会社エフコム

業務内容 :システム開発、IT運用・アウトソーシング、IT機器・クラウドの提供等

社員数 358名(男性281名 / 女性77名)平均年齢41歳

〒963-8520  福島県郡山市堤下町13番8号(エディソン・エフコムビル) TEL. 024-922-2555  FAX. 024-922-2696 

会社ホームページ https://www.f-com.co.jp/corporate/about/